3月末の配当や、株主優待を受けるために株を保有しておく必要がある「権利日」が終わり、さらにコロナウイルス収束の見通しも立たないため、日経平均は大きく下がった1週間となりました。
そんな中、ひたすら株価が下がり続けたANAとJAL
今日はJALの株価について1週間の値動きをまとめます。
JAL株の変動
JALの株価は先週の金曜日27日の終値が2,125円でした。
コロナ流行の前の株価は3,300円ほどなのでその時点では35%程度株価が下落しています。
しかし、配当と株主優待の権利日が過ぎた今週は初日に少し上がったものの、その後は右肩下がりの株の値動きとなりました。
今週の月曜は2,013.5円から始まり、本日4/3の終値は1,733円と1,800円を割っています。
先週の終値から見ると今週だけで15%近く株価が下がったことになります。
コロナ前と比べると50%の株価下落です。
ANAとは違い空売り規制が解除されたというわけではないですがこれだけの値下がりとなっています。
空売りとは
手持ちの株式を売ることを「現物の売り」というのに対して、手元に持っていない株式を、信用取引などを利用して「借りて売る」ことを指します。株価が高く、これから下がることが予想されるときに空売りをして、その後予想通り株価が下落したところで買い戻して利益を得るものです。
SBI日興証券
コロナ禍の収束が全く見えないなか、度重なる減便などマイナス要因となるニュースばかりなので仕方ないとは思いますが半値になるとは。。。
私はまだここまでコロナ禍が酷くなる前の3月中旬にJALの株を1,990円ほどで買い、
株主優待前の値上がりで2,020円になったときに手放したのですが
その時に手放して本当に良かったです。
まだ、上がるかもという欲と共にまだ保有していたら今頃マイナス3万円ですからね。。。
今後について
ハワイ路線にA380を3機導入したり、積極的な新規路線の就航を行っていたANAと比べるとJALは一度破綻を経験しているからか最近は非常に堅実な経営をしています。
実際19年12月末の JALの有利子負債は1,562億円とANAの有利子負債は4,581億円の1/3程度となっています。
しかし、いくら有利子負債が少ないと言っても、現在国際線の90%、国内線の20%近くが運休となっており、キャッシュインが見込ず、キャッシュフローが厳しいことは容易に想像つきます。
いくら通期で黒字でも、キャッシュ(現金)が手元になくなれば実質倒産ですからね。。。
一度の破綻によりANAほどは国との結びつきが強くないものの、さすがに政府の支援も入るでしょうし、即座にどうこうということはないとは思いますが、何か月もこのような状態が続くと最悪のケースもちらつきます。
破綻したときの政権が当時の民主党でJALをかなり支援したという経緯もあり、自民党はANAとの結びつきが強いです。
株に関しては、通常通りの運航見通しが立つまで怖くて手を出せません。
見通しが立って財務上問題がなさそうであれば、応援の意味も込めて株を買おうかと検討中です。
一刻も早く日本の翼であるJALの機体が空を再び多く飛べるようになる日常が戻るように祈っています。
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