日本からウィーンまでANA便を利用し、エコノミーでイギリスまで乗り継ぎのフライトをする予定でしたが、なんと搭乗口で搭乗券を機械にかざしたところ、音が鳴り、係員の方から新たな搭乗券を手渡されました。「席が変わったから確認して座ってね」と言われ券を見ると席は4A、航空券にはなんとCとビジネスクラスの文字が、これが人生初のインボラでした。
このフライトは人生初のインボラアップグレードを経験したフライトだったこともあり、個人的に記憶に残るフライトとなっています。
オーストリア航空
オーストリア航空(Austrian Airlines)は、ウィーン空港を拠点とするオーストリアのフラッグ・キャリアです。現在はルフトハンザグループの一員であり、スターアライアンスにも加盟しています。機内ではワルツが流れ、オーストリア料理や本格的なウィーン風コーヒーが楽しめる「空飛ぶカフェ」のようなサービスが特徴です。
ウィーン空港をハブとし、特に中欧・東欧ネットワークの充実度は欧州随一です。というのもオーストリアが冷戦時代に中立国であったため、歴史的に東西陣営の各地を結ぶハブ空港として機能していたことから現在の立ち位置になったとのこと。
全日本空輸(ANA)と同じスターアライアンスに属し、共同事業(ジョイントベンチャー)を展開しています。ANAのマイレージクラブ会員は、オーストリア航空のフライトでマイルを貯めたり使ったりすることが可能です。
また、オーストリア航空は成田に夏季限定の季節運航をしており、2026年も3/31から運行を開始し、当初は週4〜5便で開始しますが、2026年6月1日〜8月31日のピーク期間には毎日運航(週7便)への増便が計画されています。
OS463フライト情報 ウィーン→マンチェスター
| 便名 | 出発時刻 | 到着時刻 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| OS463 | 10:15 | 12:45 | 2h30m |
運航会社はオーストリア航空でANAとのコードシェア便だったのですが、現在は当路線は残念ながら廃止となってしまったようです。
機材
運行は機材はエアバスA320で、主に欧州域内の短・中距離路線で活躍する同社の主力小型機です。ヨーロッパではとにかくこのA320とA321にはお世話になります。

機内は1本の通路でビジネスクラスとエコノミーの2クラス制です。ビジネスクラスは前方の数列が割り当てられ、欧州域内路線の標準として、中央席を空席にしただけのシートでシート自体はエコノミーと全く同じです。

ラウンジ
今回は日本からの乗継便としての利用だったため、ウィーン空港でのチェックイン等はなく、いきなりラウンジから始まります。
オーストリア航空ラウンジはエコノミー利用のスターアライアンスゴールド会員としての訪問であり、ラウンジでシャワーを浴びたりくつろいでいた時にはビジネスクラスへのアップグレードは夢にも思っていませんでした。

機内シート
ヨーロッパ内の短距離線でよく見るシートですが、ビジネスクラスとエコノミーのシートは一緒で真ん中が必ず空席、ビジネスクラスとエコノミーの間にはカーテン一枚が隔てるのみとなっています。

ヨーロッパ内でも大型機が飛んでいてフルフラットのビジネスクラスシートを楽しめる路線もあるにはあるのですが、かなり少数で基本的に欧州内の便はこのスタイルです。
日本やアジアの航空会社のように短距離でも広いシートを導入する会社があれば差別化で顧客も獲得できそうですが、なにか制約でもあるんでしょうか。欧州人のほうがアジア人よりも大きい人が多く、こういったビジネスクラスの運営で不満がないのか気になるところです。
1社でもこのようなシートを導入したら話題にもなるし、かなり差別化になると思うんですけどね…。

食事
さて、ビジネスクラス搭乗での楽しみの一つ、食事について見ていきましょう。
離陸後、安定飛行に入ってしばらくすると、食事がサーブされました。メニューや選択肢はなく、配られるもの一択です。

食事はハンバーグにサイドのマッシュポテト、付け合わせのパン、そしてデザートでした。
オーストリア航空の機内食を手がけているのは「DO & CO(ドゥ・アンド・コー)」というウィーンに本社を置く世界屈指の高級ケータリング会社ですが、デザートの上には「DO & CO」のチョコレートが乗っています。
- オーストリア航空はフライング・シェフというサービスが有名で、長距離路線のビジネスクラスにはDO & CO所属のプロのシェフが搭乗しており、機内のギャレーで料理の仕上げを行い、一人ひとりの好みに合わせた盛り付けや提案を行ってくれます。
窓とそこから見える空を写真に入れると一気に非日常感が出て、心が躍ります。食事もより美味しそうに見えます。

アルコール類も頼めたと思いますが、着陸後運転する予定があったため、ドリンクは特に頼まず、途中でデザートに合わせてコーヒーを頂きました。
ハンバーグも美味しかったですが、オーストリアはデザートも有名で、このティラミスのようなデザートはかなり美味しかったです。
前方の化粧室はビジネスクラス専用となっています。短距離便なので歯ブラシ等もなく、特筆すべき点はないですが、アルコールシートのみ置いてありました。

食事と映画を楽しんでいると2時間半のフライト時間はあっという間に過ぎ、チェコ、ドイツオランダ、イギリスと欧州を横断したフライトも終了です。

以上ウィーン発のオーストリア航空のビジネスクラスについてでした。
オーストリア航空のビジネスクラスに乗るのは3回目でしたが、インボラアップグレードをしてもらえるなど何かと縁があるかもしれません。久しぶりに乗って思ったのはデザートはやはり美味しいと感じたことでした。さすがザッハトルテなどを生んだ国ですね。
ラウンジは少し残念なレベルではありましたが、それが吹き飛ぶビジネスクラスへのアップグレードでした。


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