吉祥航空(きっしょうこうくう)とは中国の上海を本拠地とする航空会社です。
日本各地にも就航しており、価格も安いのでLCCと紹介している方もいますが
れっきとしたフルキャリアの航空会社であり、ANAも所属している3大アライアンスの
一つスターアライアンスのコネクティングパートナーとなっています。
。の記事ではフルキャリアなのにLCCと紹介されていまう悲しき吉祥航空の上海⇔ヘルシンキ区間に搭乗してきましたので、その内容についてまとめました。
吉祥航空とは
吉祥航空とは
2005年に設立された中国の上海を本拠地とする航空会社でフライトコードはHOです。
運賃がかなり安いのでLCCと勘違いされがちですが、
機内食もちゃんと出るフルキャリアの航空会社です。
7か国、そして中国国内外の80都市に就航しています。
国際線は香港、マカオ、台湾、日本、韓国、タイ、フィンランド
(香港、マカオ、台湾は国際線扱い)に就航しており
日本には
羽田 関空 中部 新千歳 那覇 米子 福岡(運休中)に就航しています。
スターアライアンスのANA、中国国際航空、深セン航空、エバー航空
そしてスカイチームの中国東方航空
さらにはワンワールドのフィンエアー
と資本提携をしています。
そして次の項で詳しく紹介しますが3大アライアンスの1つである
2017年からスターアライアンスのコネクティングパートナーとなっており、
スターアライアンスユーザーには特に使い勝手の良い航空会社になっています。
ANAと提携しているため吉祥航空への搭乗でANAマイルとプレミアムポイントも貯めることができます。
これは嬉しいですね。
スターアライアンスコネクティングパートナーとは
コネクティング・パートナーとは、以下概要の航空会社のことです。
スターアライアンスの加盟航空会社との乗り継ぎを含む旅程の利用者に、スルーチェックインやスルーバゲージなど、スターアライアンスのメンバー会社の特典を提供
さらに、スターアライアンス ゴールド会員の利用者は、プレミアム特典を受けることができる。
日本から上海までANAで移動し、吉祥航空に乗り継ぐ際にスターアライアンスとしての特典(スルーバゲージなど)を受けることが出来ます。
さらに、スターアライアンスゴールド会員であれば、スターアライアンスと乗り継ぐ際に
・ラウンジの利用
・優先チェックイン
・優先搭乗
などといったプレミアム特典を受け取れることになります。
ただし、スターアライアンスの加盟航空会社との乗り継ぎを含む旅程の利用者というのが肝で
ルール上スターアライアンスとの乗り継ぎなしで吉祥航空単体を利用する場合はスターアライアンスゴールドの特典は受けられないことになります。
私はANAのプレミアムメンバーで、スターアライアンスゴールドなのですが、私が利用した際は、乗り継ぎ便の確認などはなくラウンジの利用や優先チェックインが可能でした。
上海⇔ヘルシンキ(HO1607,HO1608)搭乗記
続いて本題の上海ヘルシンキ間の搭乗記についてです。
まずは上海ヘルシンキ間の基本情報です。
便名 | 区間 | 出発時刻 (現地時間) | 到着時刻 (現地時間) | 所要時間 |
---|---|---|---|---|
HO1607 | 上海→ヘルシンキ | 0:55 | 6:00 | 10h05m |
HO1608 | ヘルシンキ→上海 | 16:30 | 5:45 | 8h15m |
行きは上海の夜中に出発し、ヘルシンキの早朝に到着するレッドアイ便です。
帰りはヘルシンキを夕方出発し、これまた上海の早朝に到着します。どちらも早朝着のため時間を有効活用できるフライトですが、機内で寝ておかないと次の日辛いことになりかねないフライトでもあります。
私は19年の年末、20年年始で利用しましたが、中部(セントレア)⇔ヘルシンキの往復でなんと値段は55,000円と破格でした。笑
同時期のフィンエアー直行便は20万円以上したから以下に安いかがわかると思います。
ラウンジ
スターアライアンスゴールドであれば、本来スターアライアンス便との乗り継ぎがある際にエコノミーの利用でもラウンジの利用が可能です。
こちらも私が利用した際は乗継便の確認などは一切なく上海で利用可能でした。
ヘルシンキでも使えそうだったのですが、スターアライアンスの便は第2ターミナルで
ラウンジも第2ターミナルでした。
しかし吉祥航空は第1ターミナルで発着だったので利用は諦めました。
ここは少し残念でした。
第1ターミナルはフィンエアーのターミナルなのですが、
吉祥航空の上海ヘルシンキ便はフィンエアーとコードシェアしているのが
主な理由と推測されます。
往路の上海では中国国際航空のラウンジ、帰りの上海ではスカイチームの中国東方航空のラウンジが利用できました。
上海ではトランジットが長かったので往路は上海市内に遊びに行きましたが
往路も復路もシャワー室が使え非常に良かったです。
ただし、ラウンジの利用についても厳密にルールが適用され、
スターアライアンスとの乗継がないと利用できない可能性もありますので
その点はご留意ください。
座席、機内食など
続いて機内の紹介です。
航空券が安い吉祥航空ですが、上海ヘルシンキ間では最新のB787が導入されており、機内はかなり新しかったです。
モニターもUSB充電口も全席についており、これをLCCと勘違いするのは失礼だと思いました。
往路では足元の広い非常口座席が運よく無料で指定でき、ヘルシンキまでぐっすり寝ていくことができました。
映画も日本の映画が何本かはありましたよ。(あまり有名なのではありませんでしたが笑)
続いて復路で提供された機内食です。往路は深夜便であり、朝食が提供されましたが、写真は取っていませんでした。
フルサービスのエアラインなので機内食は無料で全員に提供されます。
航空券が安くても至って普通の機内食であることが写真でお分かり頂けると思います。エコノミークラスでもちゃんと2種類のメニューから選択できました。
CAさんの中には中国人の方ですが、日本語でサービスをしてくれた方もたまたま乗り合わせており、吉祥航空のレベルの高さを感じました。
なお、今回私はエコノミークラスの利用でしたが、ビジネスクラスはこのような超豪華なシートとなっています。
シートも最新のスタッカードシートが導入されており、搭乗の価値はあると思います。
ビジネスクラスの値段はヘルシンキまで30万円以上します。
マイル・プレミアムポイント
上で少し触れていますが吉祥航空への搭乗でANAのマイルとプレミアムポイントを貯めることが可能です。
ただ、予約クラスによってはマイル、プレミアムポイントの精算対象外のクラスもあるので注意が必要です。
これはどこの航空会社でも同じなのですが。。。
予約クラスなどはANAのHPから確認いただけます。
なお55,000円のヘルシンキ往復航空券は
中部⇔上海の往復のみANAマイル、プレミアムポイントの精算対象でした。笑
以上、吉祥航空の上海ヘルシンキ間エコノミークラス搭乗記についてでした。
日本から上海の運賃も非常に安いですし、サービスもいいので
おすすめです。
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