軒並み株価が下がっている中、なぜか1週間株価が上がり続けているANA株。
株価が上がっているのにはちゃんと理由がありました。
その理由により、今後株価は暴落する可能性があるのでは?と初心者ながら思っています。
理由とともにまとめました。
ANA株の変動
ANAの株は19日の終値が3,010円。
コロナ流行の前の株価は3,600円ほどなので2割程度株価が下落しています。
一方日経平均は16,500円ほどで、コロナが流行する前の23,000円ほどと比べると30%ほどの下落となっています。
20%と30%なのでそんなものかという感じかもしれませんが、
ここ1週間の値動きを比べてみると全く違う動きをしていることがわかります。
「ん?」と思いません?
上下はあるものの日経平均は下がっていますが、ANAの株価は右肩上がりです。
特に航空業界で明るいニュースがあったわけでも、コロナの収束が見えてきたわけでもないのにです。
同じ航空業界のJALの動きも見てみましょう。
上がり下がりはあるものの、それなりに日経平均と連動しています。
ANAだけ株価が右肩上がりなのは何か変だと思いませんか?
こんな動きをしているのにはちゃんと理由がありました。
なおANA株の概要、JALとの比較は以下で記事にしています。
ANAの株が上がっている理由
こんな状況のなかANAの株価が上がっているのにはちゃんと理由がありました。
その理由は
空売りが禁止されていたからです。
空売りとは
手持ちの株式を売ることを「現物の売り」というのに対して、手元に持っていない株式を、信用取引などを利用して「借りて売る」ことを指します。株価が高く、これから下がることが予想されるときに空売りをして、その後予想通り株価が下落したところで買い戻して利益を得るものです。
SBI日興証券
ANAの株価は13日の金曜日に2,400円を割っていました。
コロナ流行前の3,600円と比べると株価は2/3です。
航空業界はコロナの影響をもろに受けていますから、株価が下がるのは火を見るよりも明らかですから、空売りも多かったようです。
実際その状況は数字として出ています。
「信用売残」が「信用買残」よりも圧倒的に多くなっていますよね。
過去からの推移を見るとより状況がわかってきます。
このままでは株価は下がる一方なので、このアンバランスを修正するために16日から空売りの規制が始まりました。
そうするとあれよあれよと株価は右肩上がりです。
株を買ったのは3/11が初めてでそれから株の動きを見て勉強していますが、パズルみたいで非常に面白いですね。
JALではこんなことにはなっておらず、空売り規制もされていません。
ちなみに私はANA株を100株持っていましたが、もう手放しています。
残念ながらこの情報をわかっていて手放したわけではないのですが。。。
今後の株価は
ANAの株価が何故この1週間上がっていたのかわかったところで
今後の見通しを考えてみたいと思います。
この空売り規制がいつまで続くのかわかりませんが、規制が終わったら間違いなくANAの株価は下がると思います。(あくまで個人の予想です。)
それこそタイトルに書いたように暴落する可能性もあると思います。
こういった情報を知らず、「お、ANAの株上がってるし買っとくか」という軽い感じで手を出すと痛い目を見る可能性があるということですね。
少なくとも私は空売りの規制が解除されるまでANAの株は怖くて手を出せません。
規制が解除されて株価が下がったら買うかもしれませんが笑。
皆さんはどう動くと考えますか??
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