SFC家族カードの特典、本会員との違いを比較【父親にSFCカードを発行】

クレジットカード

カードを発行し、年会費を払い続ける限り、一生涯ANAの上級会員でいられる

SUPER FLYERS CARD

という夢のようなクレジットカードがあります。そのカードの頭文字を取ってSFCです。

旅好きなら誰でも憧れる航空会社の上級会員に半永久的になることができるスーパーフライヤーズカード(SFC)ですが、クレジットカードのため、家族にも発行することが可能です。

そして家族カードを発行された家族会員も一生涯ANAの上級会員となることが出来ます。

そんなSFC家族会員の特典についてまとめました。

また、家族会員の特典は本会員と違う点もあり、本会員との違いについてもまとめています。

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SFC家族カードの特典・本会員との比較

SFCカード家族会員の特典と本会員の特典についての一覧表が以下になります。

特典内容本会員家族会員
スターアライアンスゴールドメンバー
専用デスク
ラウンジ利用(同行者1名同伴可)
座席のアップグレード
(アップグレードポイント)
国内線先行予約
国内線座席指定の優先
空席待ちの優先
特典航空券の優先
優先チェックイン
手荷物受取の優先
手荷物許容量の優先
専用保安検査場
優先搭乗
成田空港でのマイカーバレー優待
羽田空港駐車場の優先予約
香港空港の優先レーン
フライトボーナスマイル
マイルからスカイコインへの特別倍率交換
IHG・東急・ANAホテルでの優待
SKYGO 無料SIMカード
ハーツレンタカーでの優待
会員ネームタグ
プレミアムメンバー限定
ANAセレクション商品
プレミアムメンバー限定雑誌
プレミアムメンバー限定
カレンダー・手帳

こう見るとかなり多くの特典があり、家族会員もほとんどの特典を享受できることがお分かり頂けるのではないかと思います。

全ての特典内容は公式HPからご覧いただけます。

不思議紳士
不思議紳士

これだけ特典が多いので昨年父にSFCの家族カードを作成しました。

これで両親が旅行する際に2人でラウンジなどを利用することが可能で、非常に喜んでいました。

父はヨーロッパに単身赴任していたころANAのプラチナメンバーだったようですが、当時はなぜかSFCを作成しなかったそう。

当時を非常に後悔していました。

SFC家族会員の特典・メリット解説

魅力的な特典・メリットをいくつか抜粋してご紹介します。

①スターアライアンスゴールドメンバー

個人的にANAのSFCを所持していると一番うれしいのがスターアライアンスゴールドメンバーになれることだと思います。

スターアライアンスとは航空連合のことで、上記一覧の航空会社がお互いに提携しあっているようなイメージです。そのため、上記航空会社に乗ったときはANAのマイルを貯めることができたり、その逆ANAに乗って上記航空会社のマイルを貯めることができます。

ANAのSFCを発行することでこれら多くの航空会社のゴールドメンバーつまり上級会員半永久的になれてしまいます。

スターアライアンスゴールドメンバーになることで上記どの航空会社を利用した際でもすべてではありませんが②以下の多くの特典を受けることができます!

②航空会社ラウンジの利用

SFCを持っているとカードラウンジではなくスターアライアンスに搭乗する際その航空会社のラウンジが利用できます。 (スターアライアンス便利用の同行者1名も可) その数は世界で1,000か所以上です。

個人的に一番うれしいのが 同行者1名とともにラウンジをエコノミークラス利用時でも使用可能な点です。

不思議紳士
不思議紳士

例えば夫婦、子供2人の4人家族の場合、旦那さんがSFCの本会員で、奥さんに家族カードを発行した場合、同行者2名もラウンジが利用できるので、お子さん2名を含め家族4人でラウンジの利用が可能になります!

空港でラウンジが利用できるとそれだけで旅が豪華になった気がします。

国際線のラウンジでは無料のビュッフェ形式で食事が出来たりアルコールが飲み放題だったりします。ANAラウンジでは時間帯と場所によっては寿司を握ってくれるサービスをしていたり、ラーメンを頼めたりします。

下はワルシャワのフレデリックショパン空港でのLOTのラウンジです。

ポロネーズラウンジという名前で運営されており、ショパンの故郷感があるのも趣を感じます。

EU内移動(日本でいう国内線)のラウンジでこのレベルの食事が置いてあり、かなり美味しかったです。このように日本に限らず世界中でラウンジを利用できます。

食事もいいですが、個人的にラウンジで嬉しいのがシャワー室が無料で利用できるラウンジが多い点ですね。深夜便の場合はラウンジでシャワーを浴びさっぱりしてから飛行機に乗ることができます。

これは上海で利用したエアチャイナラウンジのシャワー室。

当然利用者ごとに掃除されるので非常に清潔な状態で利用できます。

トランジットの際は本当にありがたいです。

ラウンジが利用できると普通はなるべくしたくないと思うトランジットへの抵抗感も薄まります。トランジットする空港のラウンジを訪れるのも一つの楽しみになるためです。

③国際線特典航空券優先

特典航空券とはマイルでとれる航空券です。マイルでとれる航空券にはその便によってマイルでとれる座席数が予め決められています。

一般会員と上級会員ではこの決められた座席数が変わってきます。

つまり、マイルでの航空券確保がしやすくなります。

例えば一般的に一般会員の場合ANAのハワイ便ビジネスクラスは便につきマイルでとれる座整数は2席と決まっています。どれだけマイルを持っていようと席の設定がないので家族連れでハワイへのビジネス航空券は発券不可能です。

一方SFCを持っている場合この座席数は4席といわれています。ダイヤモンドメンバーは6席といわれています。それだけ上級会員には多くの席が与えられており、マイルでの発券がしやすくなります。

④手荷物受取の優先

SFCを持っていると預け荷物を受け取る際にも優先してもらえます。

大きい飛行機に乗った際なかなか自分の荷物が出てこずヤキモキした経験は誰にでもあると思います。それも無縁になります。

搭乗クラスにかかわらず、画像のような優先受け取り〈PRIORITY〉マークを手荷物タグに印字または〈PRIORITY〉の優先タグを取り付けてもらえますので飛行機を降りた後すぐ荷物がベルトコンベアから出てきて受け取れます。

ANA以外のスターアライアンス利用時にもこんな感じで預けた荷物にタグをつけてもらえます。

⑤優先チェックイン・⑥専用保安検査場

空港でのチェックインとバゲージドロップ、保安検査場で長時間並んでうんざりした経験はありませんか?並んでいるエコノミーのチェックインは長蛇の列、一方隣のビジネスのチェックインはガラガラなんてことはよくあることです。

しかしSFCを持っていればチェックイン等で並ぶこととは無縁になります。

SFCを所持していればエコノミークラス利用時でもビジネスクラスのチェックインを利用できます。

そのためストレスなくチェックインすることが可能になります。

これはANA便に限らずスターアライアンスの航空会社利用時も同様です。

また保安検査場でも優先される場合があります。

下は成田のゴールドトラックでスターアライアンスゴールドメンバーのために優先保安検査場(プライオリティレーン) が設置されています。プライオリティレーンは大概空いていますのでこちらでも待つことなく本検査場を抜けることができます。

⑦フライトマイルボーナス

マイル精算対象の運賃に乗った際貰えるマイルにボーナスが付きます。

上の図のようにステータスによって貰えるボーナスマイルの割合が変わってきます。

ただこの特典はANA便とユナイテッド航空ルフトハンザドイツ航空スイス インターナショナル エアラインズまたはオーストリア航空運航便利用時のみの特典です。

他のスターアライアンス便ではボーナスマイルはもらえないので注意が必要です。

ただ最近までは適用対象がANAとユナイテッド航空のみだったんですよ。ヨーロッパ行くのが好きな私としてはルフトハンザグループが追加されたのは地味に嬉しいです

家族会員では受けられない特典

本会員では受けられるけど、家族会員では受けられない特典がいくつかあるのでご紹介します。

アップグレードポイント

SFCを所有しているとプレミアムポイントによってアップグレードポイントというというポイントをもらえますが、家族会員ではこちらのポイントは獲得できません。

このアップグレードポイントは3つの用途で使用できますが、これらが利用できないことになります。

①座席のアップグレード

②同行者のラウンジ利用

③スカイコインに交換

ただ、このアップグレードポイントですが、意外と使い道が難しいため、そこまでのデメリットにはならないと思います。

ネームタグ、雑誌、カレンダー、手帳

ネームタグ、雑誌、カレンダー、手帳といったANAプレミアム会員限定のアイテムは家族会員では受けることが出来ません。

これらはあったら嬉しい特典ですが、是が非でも欲しいという特典ではないですよね。笑

あまりデメリットにはならないと思います。

家族カードのコスト

SFC家族会員はクレジットカードの家族カードの発行によってステータスが付与されますので、家族カードのコストがかかります。

SFCカードには以下の種類がありますが、本会員と家族会員の年会費を表にしています。

カード種類本会員年会費家族会員年会費
一般カード(VISA JCB Master)10,250円+税5,100円+税
ゴールドカード(VISA JCB Master)15,000円+税7,500円+税
ダイナースカード28,000円+税10,500円+税
アメックスゴールド31,000円+税15,500円+税
JCBプレミアム70,000円+税4,000円+税
ダイナースプレミアム155,000円+税無料
VISAプラチナ80,000円+税4,000円+税
アメックスプレミアム150,000円+税無料

おすすめは年会費とのバランスが取れたゴールドカード(VISA JCB Master)ですね。私もこちらのVISAを所有しています。

SFCの申し込み条件

以上のような旅好きには絶大なメリットがあるSFCですが、インビテーションカードといえるので申し込みするための条件があります。その条件について記載しておきます。

その方法は2つです。

①ANAのプラチナメンバー以上になる

②ANAのミリオンマイラーになる

②の方法は残念ながらあまり現実的ではありません。

ANAの運航便のみで(スターアライアンス運航便ではありません)純粋な距離として100万マイル以上飛行機に乗る必要があります。

東京ロンドン間の片道マイルが6,000ちょっと。つまり80往復以上しないといけません。

純粋な距離としてのカウントなのでファーストクラス、ビジネスクラスだろうとエコノミークラスだろうが関係なく、どのクラスでも80往復以上です。

なので大抵皆さん①の方法で条件をクリアされます。

ANAではざっくりいうと1月から12月までの1年間にどれだけ有償で飛行機に乗ったかによって3つのステータスがあります。

そのステータスはプレミアムポイントというポイントによってブロンズ、プラチナ、ダイヤモンドに分かれています。ステータス自体は1年更新となります。

このステータスでプラチナ以上となるとSFCへの申し込みが可能となります。

プレミアムポイントとはマイルとは別に有償で飛行機に乗ると貯まるポイントです。

ポイントといっても別に何に使えるわけでもなく、このステータスの判断のみに使用されます。

プレミアムポイントは乗った飛行機の距離と予約した運賃の内容や路線などによって倍率が決まり計算されます。

例えば羽田那覇間にプレミアムクラスの正規運賃で搭乗した場合に貰えるプレミアムポイントは3,352ポイント。50,000ポイントを達成するためには1年間で8往復が必要です。

羽田那覇のプレミアムクラスは片道5万円強なので80万円以上掛かります。

なお安い運賃のSUPER VALUEの場合は1,476ポイントです。この場合50,000ポイントには1年間で17往復が必要です。羽田那覇のSUPER VALUEだと安い場合は片道1万5千円くらいなのでこれでも50万円ほど掛かります。

これくらい1年間に有償で飛行機に乗るとプレミアムポイントが50,000ポイント貯まり、プラチナメンバーとなることができSFCに申し込むことができます。

ダイヤモンドメンバーはこの倍です。果てしないです。

すこしハードルが高いですが、1回でもANAのプラチナメンバーになることが出来れば、あとはカードの年会費を払うだけで一生涯ANAの上級会員になれます。

家族カードを発行すればその家族も一生涯ANAの上級会員です。

私は19年にSFCが欲しくてANAのプラチナメンバーになりました。

それについてはこちらで記事にしています。

以上SFC家族カードの特典、本会員との違いについてでした。

旅好きにはたまらない特典が盛りだくさんなので、SFCの発行、そして家族カードの発行をぜひ狙ってみてください!

旅が1ランクも2ランクもレベルが上がると思いますよ!

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