私は2019年ANAプラチナメンバーを意図的に費用を掛けて取得しました。
その理由や取得までの道のりを綴りたいと思います。
ANAプラチナメンバーとは
ANAではざっくりいうと1月から12月までの1年間にどれだけ有償で飛行機に乗ったかによって次の年に3つのステータスに分けられます。
そのステータスはプレミアムポイントというポイントによってブロンズ、プラチナ、ダイヤモンドに分かれています。このステータス自体は一年更新です。
正確にはステータスに必要なポイントを獲得したその時点からの翌年度の3月末までがステータスの期限です。
ステータス会員はいわばANAにとってのお得意様ということでANAラウンジの利用やボーナスマイル、優先チェックインなど様々な点で特別な扱いを受けることができます。
プレミアムポイントとはマイルとは別に有償で飛行機に乗ると貯まるポイントです。
ポイントといっても別に何に使えるわけでもなく、このステータスの判断のみに使用されます。
プレミアムポイントは乗った飛行機の距離と予約した運賃の内容や路線などによって倍率が決まり計算されます。
例えば羽田那覇間にプレミアムクラスの正規運賃で搭乗した場合に貰えるプレミアムポイントは3,352ポイント。プラチナメンバーに必要な50,000ポイントを達成するためには1年間で8往復が必要です。
羽田那覇のプレミアムクラスは片道5万円強なので80万円以上掛かります。
なお安い運賃のSUPER VALUEの場合は1,476ポイントです。この場合50,000ポイントには1年間で17往復が必要です。羽田那覇のSUPER VALUEだと安い場合は片道1万5千円くらいなのでこれでも50万円ほど掛かります。
これくらい1年間に有償で飛行機に乗るとプレミアムポイントが50,000ポイント貯まり、プラチナメンバーとなることができます。
プラチナメンバーになりたかった理由
上記のように安くない費用を掛けてたった1年のステータスを取得したのには確固たる理由があります。
それは
スーパーフライヤーズカード(SFC)会員になりたかったから
それだけです。
スーパーフライヤーズカード(SFC)とはプラチナメンバーとダイヤモンドメンバーが申し込める特別なクレジットカードです。
このカードは通常一年限りのANAそしてスターアライアンスの上級会員にカードの年会費を払い続ける限りなれてしまう旅好きには喉から手が出るほど欲しいカードです。
スターアライアンスとは航空連合のことでANAを含めた以下数多くの航空会社がお互いに連携しあっています。
SFCを所有していればこれら航空会社を利用する際、
世界中で上級会員として特別な扱いを一生受けられます。
メリットを一つ上げるとラウンジの利用です。
上記は地元愛知セントレアのスターアライアンスラウンジで、アルコールも食事も無料で出発までの時間を優雅に過ごせます。
こちらは上海でトランジットした際に利用したラウンジ。(スターアライアンス系の航空会社を利用したものの別の航空連合スカイチームのラウンジでした笑)
このようにラウンジよっては麺を調理して提供してくれる豪華なラウンジもあります。
またシャワー室を完備したラウンジもあり、さっぱりした状態で飛行機に乗れるので快適に旅ができます。
SFCカードの絶大なメリットについてはこちらで詳しく紹介しています。また無料または費用を抑えてプラチナメンバーになる方法についても解説していますので是非ご覧ください。
経緯
上の記事のように費用を抑えてプラチナメンバーとなることも可能なのですが私の場合80万円近い金額をかけて2019年に50,000ポイントを達成しプラチナメンバーとなりました。
なぜこれだけの費用を掛けてプラチナメンバーとなったのかの経緯をお話ししたいと思います。
自費で南米に行く予定があった
もともと私は旅行が好きでしたが2019年の2月ころまで航空会社のことやマイルについては無頓着でした。
ANAラウンジはANAのゴールドカードを持っていれば入れるのかな~なんてことを思っていたくらいです。(この勘違いは多いみたいですが。。。)
2019年のゴールデンウィークは10連休だったので友人と奮発して南米に行くことに19年1月決めました。乗り継ぎの楽さと安さの二つだけで航空会社を選びました。
費用はエコノミー往復の航空券で50万円でした。デルタなんかは80万円以上でしたが。。。
この時はどこの航空会社を利用するかなんて正直気にも留めていませんでした。
その後2月頃にANAの上級会員について上に書いた知識を得ていつか上級会員になってラウンジとかを利用したいなと思っていました。
そしてふとGWに予約した航空会社を見てみたらユナイテッド航空でスターアライアンス所属の航空会社だったんです!
しかも予約クラスがマイル精算率100%のクラスで南米までの往復でなんと2万プレミアムポイント以上が貯まることがわかりました。(赤枠部分が片道で貯まったプレミアムポイント)
さらに3月には出張で飛行機に乗る機会が数回あり上記を合わせると2万6千プレミアムポイント以上貯まることがわかりました。
ちなみに南米はマチュピチュ、ナスカの地上絵、ウユニ塩湖等をめぐってきました。
これもいずれ記事に書きたいなと思っています。
どうせ取るなら早いほうがいいとの考え
こんな経緯で2月には年末までに残り2万4千ポイントほど獲得すればANAのプラチナメンバーになれることがわかりました。
そこで私はこの2万6千ポイントを活かし、残りの2万4千ポイントを自費で獲得してANAのプラチナメンバーになることを選択しました。
なお残りの2万4千ポイントを獲得するのに使った費用は約30万円ほどです。
どうこのポイントを獲得したかは記事後半で紹介します!
考え方によってはたった30万円でANAのプラチナメンバーになったとも捉えることができます。どのみち南米には行くことは決まっていたのですから。
上記記事で紹介したようにマイルを貯めて、それをスカイコインに変えることで無料でプラチナメンバーになることは可能なのですが、それにも時間が掛かりますし、プラチナメンバーになるまではマイルを使ってビジネスクラスの航空券のために使うこともできなくなってしまいます。
まだ私は20代であと40年くらいは飛行機に乗るだろう、そしてその40年間スターアライアンスの上級会員として恩恵を受けられるならば今年の30万円の出費は安い、 早く一生のステータスを獲得したほうがいいと判断したのです。
この30万円は一生旅行で恩恵を受けるための投資と考えました。
30万円を40年で割った場合年間の出費額は1万円以下で、それだけの価値がスターアライアンスゴールドにある。19年に取得してよかったと私は思っています。
ただこの30万円を無駄と考える方もいるでしょう。家族がいるからそんな出費はできないという方もいると思います。
その場合はマイルを貯めて、そのマイルをスカイコインに変えてプラチナメンバーになることも可能です。
マイルの貯め方についてはこちらもご覧ください。
プラチナメンバーまでの道のり
このような経緯でプラチナメンバーを取得しましたがそれまでの道のりを紹介したいと思います!
時期 | 区間 | 獲得PP | 費用(万円) |
---|---|---|---|
19年3月 | 東京⇔大阪3往復 | 5,200 | 2.5 |
19年3月 | 東京→松山 | 1,056 | ー |
19年4月 | 松山⇔中部 | 1,538 | 4 |
19年4月 | 松山→東京 | 1,465 | 2.5 |
19年4月,5月 | 東京⇔リマ(ペルー) | 21,192 | 50 |
19年4月 | リマ→ラパス | 1,069 | 1.7 |
19年5月 | 東京→中部 | 689 | ー |
19年5月 | 松山⇔東京 | 1,314 | 3 |
19年6月 | 松山→東京 | 657 | 1.5 |
19年6月 | 東京→石垣 | 1,224 | 1 |
19年6月 | 石垣→那覇 | 770 | 0.5 |
19年6月 | 那覇→中部 | 1,213 | ー |
19年6月 | 松山⇔東京 | 1,314 | 2 |
19年6月 | 東京⇔那覇 | 2,952 | 2 |
19年6月 | 松山⇔那覇 | 3,834 | 4 |
19年6月 | 松山⇔東京 | 1,314 | 3 |
19年7月 | 松山⇔大阪 | 1,660 | 3 |
19年7月 | 大阪⇔福岡 | 1,594 | 3 |
ー | ー | 50,055 | 83.2 |
※費用が異様に安いのは出張などで費用が掛かっていないものです。
3月から本格的に乗り始めて5か月間で50,000ポイントを達成しました。
今まで行ったことがない石垣島へ行ったり、友人とふらっと沖縄行ったりいろいろ楽しめました。
なんと6月は毎週飛行機に乗りました笑
使用した金額をプレミアムポイントで割ったプレミアムポイント単価(いわゆるPP単価)は16.6でした。
南米旅行を除くとPP単価は12ほどでした。
プラチナメンバーを取得される際などのご参考になれば幸いです。
以上私がANAのプラチナメンバーになった理由と経緯でした。
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