先日約半年先の特典航空券が運休となりました。
本来、ANAの特典航空券の経路変更・航空会社の変更は不可能ですが、運休の便が出ると話が変わってきます。
しかし、むやみやたらに経路変更・航空会社の変更が可能というわけではないそうで。。。
ある一定のルールがあるそうです。
それについてまとめたいと思います。
運休となった便
今回運休となったのは半年近く先の関空→イスタンブール便です。
関空⇔イスタンブールは20年の4月から3年ぶりに再就航する予定でした。
しかしご察しの通り、コロナウイルスの影響で就航は延期となっていました。
まさか半年先の便まで運休になるとは思いませんでしたが。。。
フライトスケジュールはこのような感じで週5便。
関空を深夜に出発し、翌朝イスタンブール着、イスタンブールを深夜に出て、関空に夕方着くというものでした。
機材は新型のB787-9であり、スタッガード配置のシートで搭乗を楽しみにしていました。
経路変更のルール
ANAの特典航空券の経路・航空会社の変更は原則不可能です。
しかし、運休となった関空→イスタンブールは1日1便ですし、
全く同じルートで他の航空会社も当然就航していませんから
経路を変更する以外、同じ日程では旅程が組めません。
こういった場合は経路の変更が可能です。
ただ、自由気ままに経路や航空会社を変更できるわけではないそうです。
いくつかルールを紹介します。
因みに同じ経路、同じ航空会社であれば日程の変更は無料で可能です。
ここが特典航空券の強みですね。
①航空会社は極力同じところで振替となる
一つ目のルールですが、運休となった航空会社と極力同じところで振替が検討されます。
今回の場合運休となったのはターキッシュエアラインズの関空→イスタンブールですので
羽田or成田→イスタンブールのターキッシュエアラインズへの振替がまず検討されます。
そのため、ターキッシュエアラインズの関空→イスタンブールが運休となったからといって、シンガポール航空を利用して関空→シンガポール→イスタンブールという変更はできないことになります。
羽田or成田→イスタンブールのターキッシュエアラインズが満席とか
仮にターキッシュエアラインズが関空⇔イスタンブールにしか就航していなかった場合になって初めて航空会社の変更が検討されるということになります。
②経路は変更できても最初の出発地、目的地、最終到着地の変更は原則できない
今回の場合関空→イスタンブールを関空→羽田→イスタンブールへの経路変更となりました。
この関空発を中部→羽田→イスタンブールとか、羽田→イスタンブールのみにすることは出来ないということになります。
関空を伊丹、神戸にすることは可能です。
これら3つの空港は同じ地域の空港としてみなされているためです。
(羽田、成田も同じです。)
私は今地方都市に住んでいますのでそこから直接羽田に行った方が楽なのですが、
大阪発を変更することは出来ないそうです。
大阪→羽田の1席を特典航空券で埋めなくて済みますからANAにとってはいいと思うんですけど、ここは厳密にルールが適用されるようです。
私の旅程の場合、目的地はロンドン、最終到着地は東京ですので
これらも変更が不可ということになります。
(イスタンブール、フランクフルトは経由地という扱い)
私の便の扱い
これらルールを基に私の特典航空券はこのような旅程となりました。
上述のように関空→イスタンブールが伊丹→羽田→イスタンブールとなっています。
とりあえず旅程が確保できたのはよかったですが、
羽田→イスタンブールはどうやら最新機材ではなさそうなんですよね。。。
この様な最新のスタッガードシートではなく、ただのフルフラットのシートのようです。。。
予約していた最新シート 振替後のシート
正直ダウングレードされた感は否めませんが、まあ仕方ないですね。
イスタンブールは新空港であり、ターキッシュエアラインズの本拠地ラウンジも
かなり豪華のようなのでその辺りを楽しみにしたいと思います。
半年後ちゃんと旅行できるのかどうかの方が気になるところですが、果たして。。。
次運休の連絡があったら、この手の連絡は4度目となります。笑
ただ、半年後も国際線の旅行は怪しい感じがしますね。
そういえば運休便の振替でしたが、サーチャージ料の返金はありませんでした。
以上、運休となった特典航空券の経路・航空会社変更ルールについてでした。
特典航空券はルール満載ですが、運休となった場合の代替便についてもこのようにルールがあるとは知りませんでした。
まだまだ特典航空券は奥が深いです。
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