AppLovin(APP,アップラビン)の銘柄分析(ビジネス/収益モデル・決算まとめ)

モバイルアプリ開発者向けにアプリ関係のプラットフォームを提供する企業AppLovinの会社概要、事業領域、事業領域の市場、決算推移、株価情報についてまとめています。

今回は軽めの内容になります。

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当記事は私自身の投資活動において興味のある銘柄の情報を整理する目的で作成するものであり、該当銘柄への投資を推奨するものではありません。

とある旧財閥系、日経225オールドエコノミーで投資経済性を見ている不思議紳士です。20代でアメリカ株初心者です。PFの7割はVTIですが、余裕資金で個別株に挑戦中です。

今後様々な企業の分析をしていきたいと思っています。

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会社概要

基本情報

AppLovinはモバイルアプリ開発者向けにアプリのマーケティング、データ分析、収益化を自動・最適化するプラットフォーム、ゲームアプリ、アプリ作成のスタジオを提供する企業です。

2011年に設立された新しい企業でアメリカ、カリフォルニア州パロアルトに本社を置き2021年にNasdaq市場にIPOを果たしています。

創設者がゲームアプリの開発者だったこともあり、ゲームアプリ自体も作成し配信していますが、近年はアプリ開発者向けのプラットフォームが前年比で+385%伸びるなど急成長を遂げています。

プロダクト

プロダクトは大きく分けて二つあり、「アプリ開発者向けのプラットフォーム」と「ゲームアプリとゲームアプリスタジオ」となっています。

アプリ開発者向けのプラットフォームは3つの種類があり①AppDiscovery ②MAX ③Compassとなっています。 それぞれの内容は以下の通りです。

①AppDiscovery：アプリのマーケティングを自動化、最適化

②MAX ：アプリ内広告の最適化、マネタイズ

③Compass ：②MAXに統合された分析ソフト

ゲームアプリとゲームアプリスタジオですが、ゲームアプリは200以上のゲームをリリースし毎日3,200万人以上がプレイしています。

具体的にはFF15のアプリ、Game of War、Happy Glassなどでプレイされた方もいるのではないでしょうか。

ゲームアプリスタジオではゲームアプリの開発、設計、分析などを支援しています。

収益/ビジネスモデル・顧客

収益モデルは二通りあり以下となっています。

①アプリ開発者向けのプラットフォームからの収益(27％)

②ゲームアプリとゲームアプリスタジオからの収益(73%)

①はマーケティングのインプレッションベースやアプリマネタイズの一部が収益になる仕組みで②はユーザーの課金やスタジオでのコンサル料が収益となる仕組みです。

市場見通し/規模

続いてAppLovinが事業を展開する市場について見てみたいと思います。

ゲーム市場は他の娯楽市場と一線を画す成長をここ数年は見せています。

映画や音楽がマイナス成長、本やTVが1ケタ台の成長のなかゲームは過去5年間14%で成長してきました。

その中でもモバイルゲームは23％の成長となっています。

さらに今後、世界のデジタルゲーム市場は2020年から2026年にかけて毎年12％成長する見込みとなっています。 PRTIMESより

決算情報

続いての業績内容について見ていきたいと思います。

2021年3Qの売上は$727million(約800億円)で成長率は前年同期比で＋90%となっています。

粗利率は65%で営業利益は黒字化しています。

上述の通りプラットフォーム収益はYoY+385%と驚異的な成長です。

株価、時価総額、バリュエーション、他社比較

続いて株価、バリュエーションについて見ていきます。

株価推移はこのような感じになっています。

粗利率65%で成長性がYoY＋90%なので魅力的な水準に見えます。PERで見ても65ほどです。

以下は業種が違うので参考にするには微妙ですがSaaSのバリュエーション表です。

感想

以上のAppLovinの企業情報や、事業領域の市場、決算を見てきました。

感想としては、プラットフォームの伸びが強力で、バリュエーション的にも魅力的かなと思いました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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