ANAマイルの価値について【東南アジア編and国内編】

マイル

ANAマイルって一体いくらの価値があるんでしょうか。

一般的にANAマイルは

1マイル=2円というのが定説だと思います。

ただ、ANAマイルを特典航空券に交換する場合

その価値はマイルで国内線に乗るのか、国際線に乗るのか

そして、エコノミークラスに乗るのか、ビジネスクラスに乗るのか

はたまたファーストクラスに乗るのかで価値は大きく変わってきます。

そんなANAマイルの価値について私なりに整理してみました。

今回は東南アジアと日本国内を対象にしてみました。

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定説

冒頭で一般的にANAマイルは1マイル=2円というのが定説と書いたのは

1ポイント1円で使えるポイントからのANAマイルへの交換レートが大抵50%だからです。

楽天スーパーポイントが有名ですね。

楽天スーパーポイントは1ポイント1円で使えますから、

これでいくとANAマイルは2円の価値があるということになりますね。

Tポイント、nanacoなんかも同様です。

国際線

では早速ANAマイルを特典航空券に交換する場合どれくらいの価値を生むのか見ていきましょう。

(ANAマイルで発券する航空券を特典航空券と呼びます。)

まずは国際線からです!

今回は条件を同じにするため東京からシンガポールに向かう航空券で、時期は秋の連休としてすべて検証したいと思います。

なお東南アジアへの特典航空券に必要なマイルは以下の通りです。

秋の連休はレギュラーシーズンにあたります。

不思議紳士
不思議紳士

シンガポールへ行こうが、タイ、ベトナムやどこに行こうが必要なマイル数は同じです。

今回はより人気そうなシンガポールを行先としています。

シンガポールもバンコクも距離がそう変わらないので航空券の金額に大きな差はありませんでした。

ビジネスクラス

まずビジネスクラスを見ていきましょう。

マイル表にはファーストクラスの表記がありますが、残念ながらANAでは東南アジア路線にファーストクラスの設定はありません。

過去はあったようなのでいつか復活して欲しいところです。

東京⇔シンガポール便ではビジネスクラスでもBUSINESS STAGGEREDと呼ばれるフルフラットシートで全席通路にダイレクトアクセス可能なビジネスクラスが導入されています!

ビジネスクラス以降は日程変更可、不可同時に見ていきましょう。

日程変更不可の場合往復25万円越え、日程変更可の場合約40万円です。

決して安くはありませんが、一生に何回か贅沢するのもありと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ビジネスクラスに必要なマイル数は60,000マイルですので

日程変更不可:1マイル=4.0円

日程変更可:1マイル=6.4円

ということになります。

こちらもかなりお得にマイルを使用できることになります。

プレミアムエコノミークラス

続いてプレミアムエコノミークラスを見てみましょう。

プレミアムエコノミーではこのようなシートが導入されています。

こちらでも日中便であれば全然満足できそうですね。

日程変更不可な航空券は12万円ほど。日程変更可は22万円ほどです。

この航空券で必要なマイル数は51,000マイルですので

日程変更不可:1マイル=2.1円相当

日程変更可:1マイル=4.1円相当

1マイル=2円と比べるとかろうじてお得という感じですね。

空席があるならばあと9,000マイル足してビジネスに乗ったほうが断然満足度も高そうですね。

エコノミークラス

いよいよ最後、エコノミークラスです。

エコノミーだとANAのHPで座席の紹介写真も1枚しかありません。

日程変更不可は約7万円、日程変更可だと約18万円します。

一般的な航空券の値段になりましたが総じて日程変更可の航空券は高いですね。。。

この航空券に必要なマイル数は35,000マイルですので

日程変更不可:1マイル=1.6円

日程変更可:1マイル=4.7円

日程変更不可だとなんと1マイル=2円を下回ってきてしまいます。

マイルはポイントサイトなどを利用してほぼ無料で貯めている方がほとんどでしょうから損しているわけではないんですけどね。

国内線

続いて国内線の特典航空券に交換する場合について見ていきましょう。

国内線はプレミアムクラスは特典航空券では取れず、普通席のみマイルで取ることが出来ます。

同じ9月の連休中、羽田⇔新千歳路線を見てみましょう。

変更等が不可のスーパーバリュー75の運賃だと往復37,420円、変更可能な運賃は倍近くで74,920円です。

この時期、羽田⇔新千歳間で必要なマイル数は15,000マイル

つまり、

日程変更不可:1マイル=2.5円程度

日程変更可:1マイル=5.0円程度

1マイル2.5円程度

ということになります。

国際線のエコノミークラスと大差なくマイルを使えます。

なお国内線をあえて紹介したのは、国内線は国際線の特典航空券とは違い、諸税等を支払う必要がありません。そのため完全無料で航空券が発券出来てしまします。

いくら航空券がマイルで支払えるからと言っても諸税等で2万円ほど掛かります。

家族4人で旅行する場合は8万円ほどそしてホテル代等になりますから結構な出費になりますよね。

そういったことを考えなくて済むのが国内線の魅力です。

番外編(タイ国際航空ファーストクラス)

ANAではファーストクラスの設定がありませんが、タイ国際航空ではバンコク⇔東京、バンコク⇔大阪にファーストの設定があります。

タイ国際航空のファーストクラスはANAマイルで取ることが出来ます。

番外編としてタイ国際航空のファーストクラスのマイル単価も見てみましょう。

とある日のバンコク⇔羽田のファーストクラス運賃です。

ファーストクラスに必要なマイル数は105,000ですので

マイル単価は4.1円ほどとなります。

ビジネスクラスの日程変更不可と同じくらいのマイル単価となりますね。

不思議紳士
不思議紳士

なお、タイ国際航空の場合、日程変更不可でも日程変更可でも料金は1万円ほどしか違いはありませんでした。

まとめ

以上をまとめると東南アジアへの特典航空券をマイルで取る場合、マイルの価値は次の表の通りになります。

クラス日程変更可日程変更不可
ビジネスクラス1マイル=6.4円1マイル=4.0円
プレミアムエコノミー1マイル=4.1円1マイル=2.1円
エコノミー1マイル=4.7円1マイル=1.6円
国内線1マイル=5.0円1マイル=2.5円
ファースト(タイ航空) 1マイル=4.1円 1マイル=4.1円

なお、マイルの価値で日程変更可、日程変更不可のどちらを取るかは考え方次第ですね。

実際に旅行する際は日程変更不可で予約するからそれに沿ったマイルの価値とするのか、

いや、日程変更が可能なチケットと同じ種類だからと考えるのか。

自分は前者ですかね。皆さんはどちらですか?

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